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謎を私なりに解決する [幻の盛岡城]

盛岡城郷土館の鳥瞰図を描くにあたって分からなかった事があります。それは、これをどこに建てる予定だったのかと言う事です。


色を塗り終わった状態です。どこに建てる予定だったのか分からなかったので、周囲は描いてません。これでも建物単体の鳥瞰図としはいいかなぁと思ったのですが、建設予定地はやっぱり気になります。
三重櫓の位置に建てるには元々の石垣は狭過ぎます。それに、何か門が付いています。中はホールの予定なそうなので、本丸にホールを作ってもアクセスが不便で利用されない可能性大です。
それでは、別の二の丸とか三の丸かなぁとも考えたのですが、元の石垣が孕みそうです。では運動場的な石垣に囲まれた広場かな?と思ったのですが、東北随一の石垣の名城・盛岡城です。下手な石垣は却って城全体の魅力を落とします。まぁ、この建物の存在も。。。
まさか公園外な訳無いしね。
最初から推測ですが、ここからは本当に推測です。
もし、自分がコレを建てるなら、どこだろうと考えたのです。委員会では特急の車窓(当時は新幹線は未開業)から見える事を期待していた様ですが、となると、史跡(石垣)を壊すか、公園外しかないので、それは無い。となると、市民の原風景に溶け込む所がいいとなり、芝の広場辺りが良いとなる。あの辺りは石垣からも離れていて、風景のバランスも良いのです。そして、中津川沿いよりも、堀(池?)に面した方が城っぽいので、候補地は旧・県立図書館の位置となるのです。
現在の県立図書館は盛岡駅の西口にありますが、その前の図書館は岩手公園内にありました。なので、そこに郷土舘を建てるのは無理かなぁと思ったのですが、調べてみると、旧図書館が出来たのは、なんと昭和42年12月27日(県立図書館の沿革より)開館は翌年2月10日なのです。
郷土舘の計画が出たのは昭和40年なので、図書館の移転(旧図書館の前の図書館は東警察署の隣だったらしい)計画が具体化していなければもしかすると、ここを候補地にしていたのではないかなと思うのです。

旧図書館の延べ床面積が3559㎡で、郷土舘の一階部分の面積が1248㎡なので、建てる場所は狭くない様です。

旧図書館は、現在、南部藩とか藩政時代の歴史館として再利用する計画があるそうです。これと関連して、桜山商店街を撤去して土塁を復元したり駐車場にする話もあるそうですが、40年代に郷土舘を計画した人と、今、桜山商店街を撤去しようと考えている人は、歴史は連続していると言う事を無視している点が共通しているのではないかなぁと思いました。
因に、屋根瓦は盛岡瓦を使うと書いてありましたが、土瓦より銅瓦の方が軽いとの事なので、緑色の屋根にしました。

と、言う訳で私は旧・県立図書館の位置に建てる予定だったと思うのですが、どうでしょう。違うかな?
旧・図書館の位置


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