最後の冨澤Balloon

最終日はミスター・ミュージックというライブが行われました。これは、この店で回数を重ねること20回目の月イチの恒例イベントなのです。
今回は最後だからなのかいつもより多くのミュージシャンと観衆がおりまして、私が現地に着いた20時前はもう店の中に入れなくなっておりました。
という事で、店の前で雨宿りをする常連のＯ氏とＩ氏と歓談。二人とも京都だの水沢方面に引っ越してしまうので、今日が最後かもしれませんね。
で、正直なところこのまま入らなくても良かったのですが、1時間後くらいに場内整理もかねた休憩があり入場。

もうギッチギチです。
多分最後の日だからあの某局の人とか来てるんだろうなぁとおもったら案の定来てたり、普段別のところでやっているミュージシャンを目当てに来てる人なんかもいたんでしょうね。
私の背後にはどういう経緯で来たのか分からないけど老婆がおりまして、その老婆が持っている何かの所為で右足の裾が濡れて嫌な感じでした。
休憩も終わり、後半戦が始まり、全く知らない人の演奏を3曲聴きました。ただ、休憩中からなんか落ちつかなくって、どうにも居場所がない感じが嫌で、会場の雰囲気が私にとってはぜんぜんしっくりこない。
たまらず3曲目終了と共に店を出ました。

作品を回収しないといけないので、帰るわけにもいかず、雨の中、傘もささずにフードだけかぶりライブが終わるまで岩手公園をうろうろしたり、内丸バス停を通り過ぎる夜行バスを見たりして時間をつぶしました。

22時30分にライブが終わり、作品5点を回収し、早々に店を後にしたのでした。
帰り道に、なんであぁなったのか考えていたのですが、それは単純なことで、私にとってのあの店は昨日で終わっていただけなのです。
だから最終日は行かない方が良かったのかもしれないです。行かなければ3年弱育ててきた物を10分で壊されたような気分にはならなかったでしょうね。
つまり常連になるとはそういうことかと思ったのでした。
難しいです。適度な距離を保つというのは。

コメント 1

そんなこともありましたなぁ。

あの場所をみんなで育てている感覚がありました。
育てるというか、育っちゃうというか、変化してただけなのかもしれないけど。

その中で、おいてけぼり食らう人も出ちゃうんでしょうね。
でも、そういう人が出てもいいと考えるか、出ないようにするかは、やっぱり店主の方針なのかなぁと思いました。
by まっつん (2010-02-25 23:58)