SSブログ

そして別れの時 [旅行]

(少なくとも俺の頭の中では)無名の出石そばにやや負けし、腹が苦しくて仕方がないが、このまま店内で時間をつぶすわけにも行かず、退散。冬の神戸を二人で歩くのでした。

高速バス乗り場のアナウンスに変な訛りが入っているとか、神戸市電時代の乗り場に通じる階段を歩きながら、いよいよ時間だと言うことで、阪神電車でフェリーバスが出るバス停に移動。
電車に乗る前に、阪神梅田駅がもうすぐ改装されるということで写真に収める。

なんか階段に味がある。

青胴車で移動。
バス停を見つけると同時に、向こうからバスが来て、慌しく乗車を済ませると発車。早発じゃないか?
車内は予想に反して余裕の着席状態。

居留地巡りをしていた時に通り過ぎたジャンボフェリー行きのバスの状況にビビッていたのに拍子抜けです。しかし、次のJRの駅では大量の乗車。予定ではここから乗るつもりだったので、結果オーライです。
バスは次の停留所である六甲ライナーの停留所を通過。そこには別のバスが向かうそうな。
フェリーターミナルに着くと案の定窓口は長蛇の列。年末にいつも使う太平洋フェリーと同じ状況です。

10から20分待って、乗船券を入手。2階へ登りゲートが開くのを待ちます。
乗船が始まり、私は2等船室へ。整理券が渡されるので、寝る場所(60×190かな)は確保できます。急ぐ必要はないです。そんで私は甲板にあがり、出航まで外を見ることにしました。
途中、岸壁にいるDAIさんと大声で話しながら出航を待っていたのですが、寒さのあまり、室内へ撤退。
縄張りを整えて船内を探索し、出航5分前に再び甲板へ。すると岸壁にいたDAIさんから「連絡バスが遅れてるから、出航も遅れるって!」と悲しいお知らせが。
その間も何かの写真を撮り続ける。

私も変な囲いの付いたターミナルを撮る。

最後のお客さんがタラップを渡り、結局、15分くらい遅れて出航。
大声で「ありがとうございました!」
船はどんどん岸壁から離れていくけど、意外と人影は分かる。
DAIさんが粘って、写真を撮っているのも分かる。
撮り終えて急いでタクシー乗り場へ向かうのも見える。
神戸は大都市なので住むとなったらどうなるか分からないけど、訪ねるには良い街だと思った。
この街はきっと「夢の未来」を実行に移したいと願った結果の都市なんだと思う。
山には気軽に行けるようになった。トンネルを掘って山の向こうに街を造る事も出来た。だが、維持に金がかかって仕方がない。商店街の上に商店街を作ろうともした。でも地権者との合意でつまづきさっぱり流行ってない。平らな土地が少ないなら海に土地を造った。山は海へ行った。路面電車はポートライナーや地下鉄になった。神戸には夢も現実もある。現実しかない街よりはどんなにいいか。大都市大阪に隣接していたという必然はあるにせよ。この街がどうして大きくなったのか、少し分かった気がした。
ありがとう神戸。
もう川崎重工が川崎市発祥の会社だなんて思いません。
あと、神戸発祥のジュンク堂の様に、地方資本の本屋さん。えーと、ガンバレ!


nice!(3)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 3

コメント 2

DAI

なにせ 平坦な広い土地が無い事に 昔から泣かされて来たので、 そういう面では、独創性や先駆けになる事が多かったのもあるよ。 ポーアイは世界で初めての海上文化都市だし、 土地が欲しかったから 山を削って その土で海を埋立てて、 その埋め方も ベルトコンベヤーとプッシャーバージで 新しいやり方を開発したり。

街そのものを商品に 都市経営をしてきたんよね。  だからこその95年の震災は痛かった~。  今も痛いんだよ。

けど、逆境にめげるような神戸の街じゃないから、今までだって 何回も辛い時はあったんだから その度ごとにがんばってきた事を思うと、今は結して不幸じゃないと思う。


震災後 市民みんながおんなじ方向を向いていて その時の空気はとても良かった。 みんな「復旧・復興」に向いていたからね。 気持ちで繋がってたなぁ。

力を合わせれば いい街に出来る!

がんばらんとね!
by DAI (2008-01-25 20:00) 

konatu

神戸の人をみて気が付いたことは、みんな街歩きにはおしゃれして出かけているという事ですね。
街の中心しか見てないからかもしれませんが、盛岡では「それは寝巻きか?」といった格好の親子とかカップル見ますもん。神戸ではそれが無かった。それだけでも「いい街」決定です。
by konatu (2008-01-29 12:11) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。